TOEICスコアは895点で、リスニングは満点。通訳なしで外国人とビジネスをしている私が、効率的な英語勉強法についてお伝えします。
最近、こんな相談をされました。
英語のリスニングが苦手で、ネイティブの会話についていけません。
英語の発音を練習しても、なかなか自然に話せるようになりません。
挫折しそうです。
語彙や文法の勉強はしているのに、実際に英語を使う場面になると、思うように言葉が出てこないと悩んでいる人も多いでしょう。
そんなあなたにおすすめしたいのが「シャドーイング」という学習法です。
シャドーイングは、英語のリスニング力だけでなく、発音や表現力の向上にも効果的なんです。
英語を自然に身につけたい人にぴったりのトレーニング方法ですよ。
本記事では、シャドーイングの効果や実践方法、さらに体験談も交えながら、その魅力を詳しくご紹介します。
英語力アップを目指すなら、ぜひ一度試してみてください。
シャドーイングとは
シャドーイングは、外国語の学習方法の一つで、特にリスニングや発音の向上に効果的なトレーニング法です。
シャドーイングのサンプル動画はこちらです。
ネイティブスピーカーの音声を聞きながら、それを追いかけるように発話していく練習を繰り返すことで、耳と口が自然と連動し、外国語がよりスムーズに身についていきます。
この「聞いてすぐに発話する」っていうシンプルな練習を続けることで、脳と耳、そして口が一体となって働き、無理なく自然に外国語が習得できるようになるんですよ。
手軽にできそうなのも魅力的ですね。
特別な場所や時間を必要とせず、通勤中や散歩中など、好きなときに実践できるため、忙しい人でも無理なく取り入れることができます。
スマホやポッドキャスト、YouTubeといった音声メディアを使えば、いつでもどこでも簡単にシャドーイングができるので便利です。
特別な教材や機材もいらず、英語の音声さえあればすぐに始められるので、続けやすいのも嬉しいポイントです。
シャドーイングを繰り返していくうちに、リスニング力や発音がしっかりと向上していくのを実感できるでしょう。
ボクのおすすめはネイティブキャンプのニュースです。ちょうどいい長さで練習には最適です。
シャドーイングの効果
シャドーイングは、ネイティブスピーカーの音声を聞いて真似するだけのシンプルな学習法ですが、その効果はとても幅広いです。
音声を真似するだけで、英語力全体の向上が期待できるのです。
シャドーイングを通じて得られる具体的な効果について、下記のものがあります。
- リスニング力の向上
- 発音の改善
- 語彙力・文法力のアップ
それぞれ詳しく解説します。
リスニング力の向上
人は、自分が発音できる音しか正確に聞き取れないと言われています。
まずは正しい発音を身につけ、それからその音をしっかりと聞き取れるようになる、という順番が大切なんですよ。
英語を聞くことばかり練習していました。。。
シャドーイングでは、ネイティブスピーカーの音声を繰り返し真似することで、自分の発音がどんどん磨かれていきます。
それに伴って、耳もその音をキャッチできるようになっていきます。
英語の発音に慣れてくると、今まで聞き取れなかった細かい音や、発音の微妙な違いにも気づけるようになります。
たとえば、日本語にはない「R」と「L」の発音も、正しく発音できるようになると自然に区別できるようになりますよ。
さらに、ネイティブスピーカーの速い会話が聞き取りにくいと感じるのは、複数の単語がつながって一つの音に聞こえることが原因です。
しかし、シャドーイングを続けることで、こうした音のつながりや省略も捉えられるようになります。
実際の会話でも、よりスムーズに理解できるようになるでしょう。
また、文のどこが強調されているのかや、イントネーションのリズムも、シャドーイングを通じて自然に身につけられます。
これにより、音を聞くだけでなく、その強弱から意味やニュアンスの違いも感じ取れるようになります。
音を聞くだけでなく、その強弱から意味やニュアンスの違いも感じ取れるようになりますよ。
発音の改善
シャドーイングは、発音の改善にとても効果的です。
聞いたネイティブスピーカーの声をすぐに真似することで、自分の発音とネイティブの発音との違いをリアルタイムで確認し、すぐに修正できます。
そのため、自然な発音に近づける練習が効果的にできるのです。
日本語は抑揚が少ないですが、英語はイントネーションが豊かで、言葉のリズムや抑揚が重要な役割を果たします。
シャドーイングを通じて、英語特有のイントネーションやリズムを体感しながら学ぶことで、ただ単に音を真似るだけでなく、英語らしい話し方を自然に身につけることができます。
さらに、シャドーイングよって、ネイティブスピーカーがどのように音の強弱をつけ、どの部分を強調するのかを理解できるようになります。
その結果、発音だけでなく、英語全体のリズムもより自然なものとなります。
この練習法を繰り返せば、英語の発音に自信を持てるようになります。
語彙力・文法力アップ
シャドーイングは、語彙力や文法力の向上にも役立ちます。
知らなかった単語や表現も、音声を繰り返し聞いて発音することで、目と耳の両方から自然とインプットされ、記憶に残りやすくなります。
文字だけで学ぶよりも、音声と一緒に学ぶことで、単語の意味や使い方がよりしっかりと理解できるのです。
また、ネイティブスピーカーがどのように文章を読むか、その抑揚やリズムを体感することで、文章の流れや構成が分かりやすくなります。
どこが強調されているのかやイントネーションの変化を感じ取ることで、文法も自然と理解できるようになります。
難しい文法も、実際に使われる場面で学ぶことで、より身近に感じられるはずです。
このように、シャドーイングを通じて、語彙や文法を感覚的に身につけることができ、英語のスキルが全体的にレベルアップします。
日常会話や英語の読み書きにも自信がつきそうですね。
シャドーイングの実践方法
シャドーイングを効果的に行うためには、いくつかのコツがあります。
正しいステップを踏むことで、よりスムーズにリスニング力や発音が上達します。
ここでは、初めての方でも気軽に取り組める実践方法を紹介していきます。
- 気持ちからネイティブスピーカーになる
- ささやき声で発音する
- 短い文章から始める
- 文章を見ながら発話する
気持からネイティブスピーカーになる
ただ音声を真似するだけでなく、ネイティブスピーカーになりきるつもりでやってみましょう。
身振り手振りを加えることで、より感情を込めやすくなり、自然なリズムで話せるようになります。
話している情景を頭の中で思い浮かべながら練習すると、英語のフレーズやニュアンスもよりリアルに感じられ、スムーズに言葉が出てくるようになります。
ささやき声で発音する
できるだけ自分の声が大きくなりすぎないよう、ささやき声で練習するのがポイントです。
こうすることで、ネイティブスピーカーの音声をしっかり聞き取れ、自分の発音のズレにも気づきやすくなります。
また、ささやき声なら周りに人がいる場所でも気軽にできるので、外出先や移動中でも練習しやすいのがメリットです。
短い文章から始める
まず短い文章を選ぶようにしましょう。
長い文章だと、何度も繰り返すのが面倒になってしまいます。
1〜2分程度で読める短い文章なら、無理なく続けられます。
ニュース記事など、幅広いテーマで様々な言い回しに触れられる文章がおすすめです。
特に、自分のレベルに合った内容を選ぶことがポイントです。
例えば、NativeCampのDaily Newsでは、記事の難易度が表示されているため、自分に合ったレベルの記事を選びやすく、ネイティブスピーカーの音声も聞けるので、シャドーイングには最適です。
文章を見ながら発話
文章を見ながら発話するのが効果的です。
文章を確認しながら発音することで、自分の発音とネイティブの発音の違いに気づき、その場で修正することができます。
聞いただけではわからなかった単語のつながりや音の連結も、ネイティブがどのように自然に発音しているのかが掴みやすくなります。
体験談＆実践レビュー
シャドーイングを続けるうちに、まるでネイティブスピーカーになったかのような感覚で話せるようになりました。
以前は発音が難しいと感じていた単語も、自然ときれいに発音できるようになったと実感しています。
実際にネイティブスピーカーから「発音がとてもきれいだね」と言われることが増えたのも嬉しいポイントです。
さらに、英語の会話やアナウンスも以前より格段に聞き取れるようになり、リスニング力が確実に向上したと感じています。
まとめ
シャドーイングは、リスニング力や発音の向上、語彙や文法の定着にも効果があり、英語力全体をバランスよく伸ばせる学習法です。
特に、ネイティブスピーカーの音声を真似して発話することで、自分の発音が磨かれ、自然と英語のリズムやイントネーションも身につけることができます。
短い文章から始めて、自分のペースで無理なく続けることで、少しずつ上達を実感できるはずです。
忙しい日常の中でも、手軽にどこでもできるので、継続しやすいのも魅力です。
シャドーイングを通じて、英語に自信を持ち、より自然な英語でコミュニケーションできるようになるでしょう。
NativeCampであれば、入会しなくても毎日更新されるニュースを音声付きで聞くことができます。
ぜひシャドーイングの練習台に使ってみてください。
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